警備新報2017年3月15日・3月25日合併号  第180号

東日本大震災6周年・特集号

掲載記事例

東日本大震災から6年を迎えた11日、東京・千代田区隼町の国立劇場で、政府主催の6周年追悼式が行われた。秋篠宮ご夫妻ご臨席のもと、安倍首相をはじめ、政府首脳、衆参両院議長、遺族代表ら約900人が出席、地震の発生した午後2時46分には出席者全員で黙とうを捧げた。
 政府を代表し、安倍首相は次のように式辞を述べた。
「本日ここに、文仁親王同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、「東日本大震災6周年追悼式」を挙行するに当たり、政府を代表して謹んで追悼の言葉を申し上げます。
 かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から6年の歳月が流れました。
 最愛の御家族や御親族、御友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお哀惜の念に堪えません。ここに改めて、衷心より哀惜の意を捧げます。また、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
被災地に足を運ぶ度、震災から6年を経て、復興は着実に進展していることを実感します。インフラの復旧がほぼ終了し、住まいの再建や産業・正業の再生も一歩ずつ進展するとともに、福島においても順次避難指示の解除が行われるなど、復興は新たな段階に入りつつあることを感じます。しかしながら、今なお12万人の方々が避難され、不自由な生活を送られています。
 被災者の方々お一人お一人が置かれた状況に寄り添いながら、今後とも心と身体のケアや新たな地域社会の形成など、復興の進展に応じた切れ目のない支援に力を注ぎ、更に復興を加速してまいります。
 同時に、震災による大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を、常に顧みながら、英知を結集して、防災対策を不断に見直してまいります。政府一丸となって、災害に強い、強靭な国づくりを進めていくことを、改めてここに固くお誓いいたします。」
追悼式は国家斉唱、黙とう、安部首相の式辞、秋篠宮文仁親王殿下のおことばと続き、衆参両院議長、最高裁長官、遺族代表が追悼の辞を述べた。この後、献花があり、閉式となった。
 追悼式後は、一般の方々の献花が行われたほか、全国各地で追悼式及び関連行事が実施されている。
□安倍首相は、2月21に東日本大震災6周年に当たっての談話を発表している。(要旨のみ) 
この震災によりかけがえのない多くの命が失われました。最愛の御家族や御親族、御友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお多くの方々が避難され、不自由な生活を送られている現実を心に刻み、被災地の復興・創生に向けた取組を更に加速するとともに、大きな犠牲の上に得られた教訓を常に顧みながら、防災対策を不断に見直し、国民の生命・財産を守るため、災害に強い強靭な国づくりを進めてまいります。

特集

○静岡警協研修会、(株)きたむら訪問-2面
○熊本県セキュリティ協組で空港保安-3面
○東日本大震災6周年を迎え-4面
○警視庁と消防庁がテロ対策訓練
-5面
○気ままに警備保障論66号-6面

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